「福島第一原子力発電所の廃止措置への貢献を目指す『廃炉地盤工学』 ~地盤施工学の創設~」講演会

 地盤工学会では、文部科学省に採択された「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」を通じて福島第一原子力発電所の廃止措置に向け、地盤工学的技術の貢献を促進するべく活動を行っており、この一環として『廃炉地盤工学』を構成する学問単元の「地盤施工学」に焦点をあてた講演会を開催した。

■日時 :
2017年12月20日(水)13:30~17:30
■場所 :
地盤工学会(JGS会館) 地下大会議室
■参加人数 :
63名

 本講演会では廃炉地盤工学委員会・地盤施工学WGにおいて検討・議論してきた「地盤施工学の概要」や「廃止措置に関連した事例検討結果」について報告すると共に、様々な施工経験・概念を有する参加者と情報交換を行った。

■講演会における演題と講演者一覧

 ① 廃炉地盤工学における地盤施工学(総論)
後藤 茂(早稲田大学)
 ② 廃炉までのシナリオと技術マップの活用
菱岡 宗介(パシフィックコンサルタンツ)
 ③ デブリ取出しにおける超重泥水の活用方法
成島 誠一(西武建設)
 ④ 地下水対策における施工学的アプローチの実際
片山 啓(長大)
 ⑤ ベントナイト混合土の締固め施工での適用事例の紹介
山田 淳夫(安藤ハザマ)
 ⑥ 通常のデコミッショニングと廃棄物処分から思考する施工学の要点
渡邊 保貴(電力中央研究所)

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