平成30年度 福島第一原子力発電所視察

 本プログラムを推進するにあたっての人材教育及び情報収集の一環として、昨年度に引き続き廃炉地盤工学委員会幹事団及び学生を主体として、福島第一原子力発電所(以下、1Fと記す)の視察を行った。

 現地到着後、新たに開館した東京電力廃炉資料館を見学し、東京電力側視察担当者から各号機の最新状況などについて説明を受けた後、専用バスで1F構内へ向かった。今回の視察では、海側から各号機の損傷状況・対策状況のほかに陸揚げされた貯留タンクの運搬状況など、様々な状況が確認できた。また、昨年も視察した敷地北側では、固体廃棄物(瓦礫・伐採木等)の保管エリアの整備が進む状況や新たに設置された焼却設備を確認できた。

 廃炉に向けた作業が少しずつではあるが着実に進展している状況のほかに、作業環境の改善・向上、自動運転EVバスの導入などの様子を確認できた一方で、新たに開館した廃炉資料館では当時の緊迫した状況を振り返る貴重な機会となった。

■日時 :2019年1月15日(火)午後
■場所 :旧:東京電力㈱福島第二原子力発電所エネルギー館 ~ 福島第一原子力発電所構内
■参加人数 :18名(うち、学生8名)