H28 福島第一原子力発電所視察

 本プログラムを推進するにあたっての人材教育及び情報収集の一環として、昨年度に引き続き廃炉地盤工学委員会メンバー及び学生を主体として、福島第一原子力発電所(以下、1Fと記す)の視察を行った。
 現地到着後、1F未来館において東京電力側視察担当者から現況について説明を受けた後、専用バスで1F構内へ向かった。構内では、線量低減のためのフェーシング(表土剥ぎ・モルタル吹付・アスファルト舗装)が施されると共に大型休憩所などが整備され、作業環境の改善・向上が図られている様子が見られた。また、覆いが外され大型ガレキが撤去された3号機原子炉建屋、汚染水貯蔵タンクの更新、サブドレン・地下水ドレン並びに凍土壁などの汚染水対策状況、北側の瓦礫・伐採木等の保管エリアの整備状況など、廃炉に向けた取組みが少しずつではあるが着実に進んでいる状況を確認できた。

■日時 :2016年11月30日(木)午後
■場所 :1F未来館(旧:東京電力㈱福島第二原子力発電所エネルギー館)
                  ~ 福島第一原子力発電所構内
■参加人数 :28名(うち、学生5名)