平成30年度 第3回 福島第一原子力発電所廃止措置に向けた地盤工学的新技術と 人材育成に関する検討委員会(略称:廃炉地盤工学委員会)

 平成30年度の3回目となる廃炉地盤工学委員会では、各担当より本年度検討成果の概要について紹介が行われた。その後の質疑応答では、早稲田大学が研究開発を進めている超重泥水に関して、使用後の回収・処分に関する研究の必要性に関する質問があり、従来技術(泥水シールドトンネル)を活用・応用するような方向で今後検討を進めて行く考えなどが述べられた。また、超重泥水の核種吸着特性を利用して、格納容器内を循環させて除染するようなアイデアが提示されたほか、超重泥水使用時における再臨界に関する懸念など、活発な意見交換が行われた。

 その他、今年度開催した廃炉地盤工学講習会の実施概要や早稲田大学大学院で開講された地盤工学特論Bのオンデマンド化に関する説明、PO(プログラムオフィサー)による中間フォローや成果報告会に関する報告、次年度のJGS特別セッションの案内等が行われた。

■日時 :2019年3月12日(火)15:00~17:00
■場所 :地盤工学会(JGS会館) 地下大会議室
■議事次第 :
1.委員長挨拶
2.前回議事録確認
3.MEXTプロジェクト・地盤工学会担当分の検討概要の紹介
4.MEXTプロジェクト・早稲田大学担当分の検討概要の紹介
5.MEXTプロジェクト・千葉工大担当分の検討概要の紹介
6.質疑応答
7.廃炉地盤工学講演会(講習会)の実施概要紹介
8.早大院・地盤工学特論Bオンデマンド化の方針
9.その他

議事録

資料