平成27年度 文部科学省 国家課題対応型研究開発推進事業 英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業「福島第一原子力発電所構内環境評価・デブリ取出しから廃炉までを想定した地盤工学的新技術開発と人材育成プログラム」
成果報告書
概要
本事業では、5ヵ年計画の1年目として、3つの個別基盤研究テーマ※を定め、研究開発を進めた。地盤工学会では「福島第一原子力発電所廃止措置に向けた地盤工学的新技術と人材育成に関する検討委員会(略称:廃炉地盤工学委員会」を組織し、廃炉に寄与可能な地盤工学技術の体系化を進めると共に、廃炉シナリオ構築及び廃炉地盤工学のカリキュラム設計を開始した。また、再委託先の早稲田大学では、重泥水の放射線遮蔽特性定量調査とこれを活用したデブリ取出し補助技術の可能性に関する机上検討、福島第一原子力発電所構内の除染廃棄物の一時仮置き施設における覆土材のガンマ線遮蔽特性データの取得・分析を実施し、もう一方の千葉工業大学では、広域地下水流動を対象とした調査技術の精度検証、現場試験計画の策定、及び地下水流動解析技術のための環境整備を進めた。
報告書構成
- 概略
- 1. はじめに
- 2. 業務計画
- 2.1 全体計画
- 2.2 平成27年度計画(5ヶ年計画の1年目)
- 2.3 平成27年度の成果目標及び実施方法
- 3. 平成27年度の実施内容及び成果
- 3.1 地盤工学会・廃炉シナリオ検討委員会(JGSオールジャパン廃炉委員会)構築と廃炉シナリオ及び廃炉地盤工学カリキュラムの設計
- 3.2 重泥水の放射線遮蔽特性定量調査とそれを活用したデブリ取出し補助技術の可能性机上
- 3.3 広域な地下水流動を対象とした調査技術の精度検証と現場試験計画及び地下水流動
- 3.4 研究推進
- 4. 結言
添付資料